⁂この絵本の紹介
昭和42年4月15日 初版
当時 400円
文 松谷みよ子
画 瀬川康男
発行所 株式会社童心社
【いいおかお】はマー君の話をする度に伝える言葉です。
太白台小学校へパンの授業にに行った時もこの話をしました。
お礼の手紙を頂いたその表紙にきれいな文字で、【いいおかお】と書いてくださった
架谷一美先生も心に響いて下さったのだとおもいます。
⁂この絵本【いいおかお】は息子 守が3歳のころ、夫の転勤で福井県の
上里宿舎に住むことになり、同じ宿舎に住んでいる方から頂いた本です。
この絵本は ずーっと私の心にすみ続けている一冊です。
母親の私は、重度の障がいがある息子がいいおかおで暮らしていくには
私自身がいいおかおで暮らすことだと・・・・
教えられた絵本なんです。
それは、事あるごとに思い出し原点に戻ることができる言葉です。
マー君が亡くなった今もそうです。
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⁂この絵本は44年前に頂いた本で、何度も何度もマー君と一緒によみました。
ずいぶん汚れています セロテープで補修もしています。
ふうちゃんが
ひとりでいいおかおを していました
そこへ
いいおかお
みせてって
ねこが きました
にゃー
ねこも まねっこして
いいおかおを
しました
そこへ
いいおかお みせてって
いぬが きました
わん わん
いぬも まねっこして
いいおかお
しました
そこへ
ぞうさんが
のっし のっしと
やって
きました
ぞうさんも
ぼくだって
いいおかお
できるよって
いいおかお
しました
そこへ
おかあさんが きて
おや みんな
いいおかおねって
ビスケットを
くれました
あ あ おいしい
おいしい
おいしいは
どーこ