【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

手作り絵本【まーくんのたびだち】

 この絵本を作って下さった みどりさんは

雑木林のパンやさんのお客様として おいで

下さったのが 出逢いの始まりです。

パンやを開く前に 友人からみどりさんに

出会って下さい との伝言もあった方なんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 雑木林のパンやさんをしていた17年間と閉店してからの7年間も

みどりさんとは 頻繫にお会いすることは なかったのですが・・・

時折 パートナーが作られた 燻製をアレコレ持ってきてくださったり

自宅の庭木の 剪定後の 小枝を薪ストーブの焚き付けに と

持ってきてくださったり・・・

まーくんの好きそうな かわいい果物を届けてくださったり・・・

そんな時は 庭の花を見ながら 今 気になっていること等 ぽつり ぽつりと

話したことが思い出されます。

 

 

 ほぼ2年前 暑中見舞いが届きました。

梅ジャムを 作ったので お送りしょうか( ^ω^)・・・という

文面でした。

  あっ そうだった 伝えていなかった・・・事を思い出し

直ぐに電話をかけて 息子が亡くなった事を話しました。

[ コロナ禍 だったので 遠方の方には 知らせなかったのです]

 

  それから間もなく長文の手紙が届きました。

【まーくんから多くの恵みを得たこと 私もその一人として 何か形にしたい・・・】

と思うようになったとのこと・・・

絵本を作りたいという思いが綴られていました。

同じ封筒には 絵本の構想が同封されていました。

それから後 特に絵本のことについて 問われることも無く 伝えることもなく

電話で体調のことなど 話すぐらいでした。

 

 そんなある日

2月の初めに もう直ぐ 三回忌ですねー  絵本ができあがりました。

途中 ウクライナのことで 心が痛み なかなか書くことができなくなり

遅くなりました。と この絵本と ドイツパンと 手紙が入った

宅急便が届いたのです。

 

 この絵本を手にしたときは 驚きと感動で 心震え 声が出ませんでした。

毎回 手にして 読む度に みどりさんでなければ こんなに優しい絵と

優しい文章の絵本は作れないと 思いながら 絵本を閉じています。

 

 友人 知人は わが家へ来られ この絵本を手にして  読み終えると

こんなだったねー あの家も  パンやのお店も  水を飲みに来る子供達も

まーくんも そのまんまだねー( ^ω^)・・・と言ってくださいます。

 

 絵本を読んで こんなに心が動いたのは初めてだった と同年代の男性が

 言って下さいました。

 

 

  みんな みんな  ふっーと息を吐くように

「この絵本を書かれた方は どんな方ですか?」 と尋ねられます。

【純粋で 誠実な方です】という他に言葉が見つかりません。

 いつも いつも そんなふうに こたえています。

 

  ⁂ 絵本の写真が上手に撮れていないのが残念です。

   色鉛筆で描かれているのですが・・・

   実物は優しくて もっと 綺麗な色彩です。 

   ご面倒ですが・・・1ページ毎に 伸ばして いただけたら

   絵がくっきりと 色もきれいに 見ていただけます。

 

 

 ⁂ 読んで下さり 見てくださりありがとうございました。

 

 

過去ブログも・・・

 

momo2448.hatenablog.com

 

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