【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

想い出の 雑木林のパンやさんとお客様        【思い出】

 


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       ⁂ 雑木林のパンやさんの入口です。

  向かって左側がスロープになっています。

  ママと一緒に、ベビーカーに乗った赤ちゃんもお客さんです。 ママは 【離乳食は

  ここのパンは安心なんです】・・・と・・・嬉しくて心がポカポカになったのを

  思い出します。

  

 

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                    マー君は朝7時から監督の仕事です。

     パンを作る私は3時に起きて、仕込みから始めます。写真はよもぎりあん

     パンを作っています。

     守の父親は、起きると昨晩から用意された洋服をマー君に着せてくれます。

     それから身支度を整えてくれ、その日に、焼いたパンや野菜スープなどを

     食べさせながら自身も食べ、歯も磨いてくれ~

     父親は、職場へ向かいます。   

                   この写真は、夫が撮ってくれた1枚です。

 

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    ⁂北海道産小麦「はるゆたか」は20%アップになったのですが、値上げは、

     したくなかったのです。 ただクルミパンは原価ぎりぎりの価格だった

     ので、このパンのみ50円値上げさせてもらいました。

     途中から消費税導入があったのですが、17年間 価格を変えることはありま

     せんでした。

     お客様は子供達の為に買いに来て下さる方が多かったので・・・

 

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     ⁂まだ全部のパンは並んでは、いないのですが、

      焼きあがったパンはこのように並べていました。

      前日に注文のあったシフォンケーキは白い箱に入って、

      お客様を待っています。

 

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      ⁂ パンを販売するまでの間、お客様はベンチに座り、

       おしゃべりをしながら、待っていてくださいます。   

       わがままなパンやを支えてくださったことに

       感謝しております。

   

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      ⁂ お客様と話している時、マー君は耳をすまして 何か言いたそうです。

       10分前です。

  

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     ⁂今日の監督は眼鏡をかけています。

      もちろん、マー君のマイメガネです。

 

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   ⁂いつもの雑木林のパンやさんの雰囲気です。

    青年はしばらくの間、手伝いに来てくれていた 大ちゃんです。

    車椅子に座っている監督は、お客さんを見ています。

    ちなみに、この写真は、お客様が撮って下さったのです。

    その当時スマホなどなく、カメラ持参でパンを買いに来るなんて滅多に

    ないことです。

    たまたまカメラ持参のお客様が写して下さったのです。

    この様な写真を撮って下さって、ありがとうございます。

    

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   ⁂午後1時頃 【今日焼いたパンは売り切れました】という看板が掛けられます

    それからマー君と二人でお昼ご飯を食べます。

    時々 遠方からのお客様と一緒のランチも愉しい思い出です。

 

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     ⁂ この絵本の雰囲気を大切にしたい と思いながらの

       【雑木林のパンやさん】 17年間でした。