【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

(思い出)2009年6月末に訪れた沖縄        (3泊4日の旅)そのⅠ

 2009年6月29日 30日 7月1日 2日の日程

            メモ帳と記憶を辿りながら~

 

 沖縄旅行を計画する 少し前に パンやのお客様(仙台から転勤で来られた方)が

随筆家 岡部伊都子著(沖縄の骨)を読んでみませんか~と持ってきてくださったので

す。タイトルに驚いたのですが・・・ 薦めてくださるんだから・・・と思い読み進め

ると、知らないことばかりだったのです。

この本を読んでから・・・沖縄へ行ったことは 意味深いことでした。

 

  この写真は「平和の礎」を見ながら「さざ波の池」の近くで 若いカップルが

  撮ってくださった写真です。

  いつものことながら 写真をスマホに写し このブログに・・・三人の顔が

  ハッキリ見えないのが 残念です。

  写真では 表情が見えるんです。

  この写真は 気に入っており、ポストカードにして 今も夏の便りとして使って

  います。

 

 

⁂ 沖縄旅行への出発は 6月29日 小松空港から那覇空港

その時 うれしい驚きがあったことを~~

マー君は 飛行機に乗っての旅行は 2回目。

カナダ旅行は1998年― トロント バンクバーの旅は 目的はただ一つ

フェイマス ピープルプレイヤーズのショーを観ることでした。

沖縄の旅は 慰霊の旅にしたいね。と家族で話し合いました。

話は 元に戻します。

そんな旅の始まりは 空港内でのこと( ^ω^)・・・

カナダ旅行の時と同じく 車椅子は機内へは持ち込めないので、預けます。

預けた後 航空会社専用の車椅子を持ってきてくださり、マー君はその車椅子に乗せて

もらい 機内の入り口まで~~そこまではカナダとおんなじです。

エアーカナダの場合はそこから 座席までマー君を抱っこして 座席に座らせます。

今回も そうだろうと思っていた処

機内の入り口まで車椅子を押してきて下さったJALの乗務員の方が ペダルを踏むと

両サイドの大きな車輪が アッという間に外れ 小さな車輪だけになり コンパクトに

なったのです。

そのスリムになった車椅子は機内の中をサッサッと 難なく動き 予約していた席まで

連れてきてくださったのです。

JALの乗務員さんの動きには 目を見張るものがありました。

夫も私も 嬉しい驚きだったことを~~今も鮮明に覚えています。

この様に 障がいのある方も 難なく旅を楽しめるようにと~~知恵を出し合い想像し

て 試作品を作り、完成させたに違いありません。勿論 安全性にも配慮がありました。

ありがたいことです。

障がいのある方が 街に出て 旅に出掛けることにより 少しずつ配慮をしてくださる

環境になることに 感謝し 又 期待しています。

 

 那覇空港に着いたのは午前11時20分  空港内でランチタイム。

それから 予約をしてあったレンターカーで 佐喜眞美術館へ~~

車に乗って 走りだすと~

岡部伊都子さんの著書【沖縄の骨】の一文を思い出し 後部座席で手を合わせながら

乗っていました。

 

 ・・・(我やさき、人やさき) は『芸術新潮』に連載中だった

                      一文から・・

「遺骨収集なんてとてもとても。アスファルトを全部堀り返さないと」と痛憤をもらし

た方の話、捕虜代表がまた殺されてブルドーザーで谷間に落とされた話。 

ブルドーザーで落とされる骨、アスファルトの下づめになった骨を考えると、まだ生き

ている私の骨が哭くのである。~~~~

                  と 書かれてありました。

 

  宜野湾市上原の佐喜眞美術館の前でマー君マー君パパの写真

 

館内へ・・・ 常設に丸木位里 俊作「沖縄戦の図」があります。

位里先生・俊先生のこころがこもっている作品の力を感じました。

それと同時に辛くなったことを思い出します。

この「沖縄戦の図」を丸木先生から寄贈されて、佐喜眞道夫氏は「私が美術館を作りま

しょう」と言われたそうです。

 米軍普天間基地の中に奪われていた土地を米軍不動産部と交渉して「美術」に

返してもらうことのできた佐喜眞氏は、「絵を通して人間と戦争について考える美術

館」を造られた。

真喜志好一氏の設計によって、明るく、静かな空間が、心豊かな雰囲気に広がっていま

した。

絵本「島の声」 丸木俊 丸木位里著 や「沖縄の心を」佐喜眞道夫著を買い求め

マー君は会員になり 美術館を後にしました。

 

宿泊先の 沖縄マリオットリゾートホテルへ

このホテルは 車椅子対応がなされているということで、選択しました。

一休みをしてから~~    沖縄へ何度も行かれている友人からの紹介で

伊江島が見える名護市本部町山里 「花人蓬」までタクシーで行く。

  このお店で 夕食 沖縄の雰囲気を存分に味わいました。

 

  伊江島のサンセット・・・

伊江島では 戦争で多くの犠牲者が出ていて「沖縄戦の縮図」と言われている

ようです。

「戦争はいけないよ」と語り続けておられる阿波根昌鴻(あはごんしょうこう)さんは

島ぐるみ闘争の出発点、伊江島土地を守る会は、反戦地主の出発点。

阿波根昌鴻氏の熱情、当然の正義と、細やかな配慮があってこそと・・・

                         と書かれています。

 

翌日 6月30日は マー君を連れて行きたい と思っていた 

美ら海水族館へ~~

続きは その2に載せます。

 

momo2448.hatenablog.com

 

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