1994年8月1日 北海道への旅は直江津からフェリーで室蘭へ16時間の船旅でした。
目的は江別製粉へ伺うこと
その年の初め江別製粉さんから、小麦「はるゆたか」の収穫量が少なく、送れない時が
あるかもしれません~と言う連絡を受けたのです。
「はるゆたか」がなかったら、雑木林のパンやさんのパンは焼けない―どうすればよい
か、悩み いろいろ話を聞いたのですが、その当時国内産小麦でパンを焼くには、やは
り「はるゆたか」だと思う,という意見を聞き、家族と相談して今年の旅行は北海道へと
決まりました。
江別製粉へ伺いたい思いを連絡をして、快諾をいただいたのです。手紙のやりとりをし
ていた佐久間さんが、待っていてくださいました。
パンの粉「はるゆたか」の話を伺うと、ジャガイモ等を作っている農家さんを一軒一軒
訪ねて、「はるゆたか」を作ってもらえないか、お願いをしている とのことでした。
そんな話を直接お聞きできて良かったです。
みんな みんな 確かなお仕事をされている、そんな人との出会いがあるんですよね
と、佐久間さんが、おっしゃいました。その言葉が、心に沁みました。
私はその言葉を聞きながら、「はるゆたかが入荷できない時は、パンやを休めばいいん
だ」と思うとスッキリしました。
江別製粉を訪ねて、お会いして、お話を伺うことができて良かった と思いながら、
お礼を言い、札幌へ向かいました。
⁂佐久間さんと一緒にの写真です。
その後 佐久間さんから、届いた手紙から~
お便りありがとうございます。とても楽しく読ませていただきました。
今の世の中、どうも合理性だけが尊ばれているような社会で、私達も
そんなテンポに押し流されている毎日のおり、とても新鮮で反省も
させられたお手紙でした。
こんな時代だからこそ、しっかりと守っていかなければならないもの
があることを、確実に意識する重要性を感じます。
とりあえず、江別の自然を取り上げた弊社のオリジナルカレンダーを
お送りしましたので、ご利用ください。
今後とも宜しくお願い致します。
この手紙が最近見つかりました。私は何を書いたのか覚えていないのが残念ですが
佐久間さんからのお便りは、今読んでも心が温かくなります。
⁂運河沿いの倉庫のお店は、小樽運河工芸館、喫茶店【小樽俱楽部】へ入り
マー君はくずきりを食べ~ここから函館へ向かうのですが~
ひたすら走り続けました。
⁂五稜郭公園は涼しくて、ずーっとここに居たい気分でした
マー君もきっと そう思ったのでしよう上機嫌です~
その年の北海道はとても暑い夏だったのです。
ここからトラピスト修道院へ~