【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

北海道旅行は江別製粉から 【思い出】

1994年8月1日 北海道への旅は直江津からフェリーで室蘭へ16時間の船旅でした。

目的は江別製粉へ伺うこと

その年の初め江別製粉さんから、小麦「はるゆたか」の収穫量が少なく、送れない時が

あるかもしれません~と言う連絡を受けたのです。

「はるゆたか」がなかったら、雑木林のパンやさんのパンは焼けない―どうすればよい

か、悩み いろいろ話を聞いたのですが、その当時国内産小麦でパンを焼くには、やは

り「はるゆたか」だと思う,という意見を聞き、家族と相談して今年の旅行は北海道へと

決まりました。

江別製粉へ伺いたい思いを連絡をして、快諾をいただいたのです。手紙のやりとりをし

ていた佐久間さんが、待っていてくださいました。

パンの粉「はるゆたか」の話を伺うと、ジャガイモ等を作っている農家さんを一軒一軒

訪ねて、「はるゆたか」を作ってもらえないか、お願いをしている とのことでした。

そんな話を直接お聞きできて良かったです。

みんな みんな 確かなお仕事をされている、そんな人との出会いがあるんですよね

と、佐久間さんが、おっしゃいました。その言葉が、心に沁みました。

私はその言葉を聞きながら、「はるゆたかが入荷できない時は、パンやを休めばいいん

だ」と思うとスッキリしました。

江別製粉を訪ねて、お会いして、お話を伺うことができて良かった と思いながら、

お礼を言い、札幌へ向かいました。

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    ⁂佐久間さんと一緒にの写真です。

 

その後 佐久間さんから、届いた手紙から~

   お便りありがとうございます。とても楽しく読ませていただきました。

   今の世の中、どうも合理性だけが尊ばれているような社会で、私達も

   そんなテンポに押し流されている毎日のおり、とても新鮮で反省も

   させられたお手紙でした。

   こんな時代だからこそ、しっかりと守っていかなければならないもの

   があることを、確実に意識する重要性を感じます。

   とりあえず、江別の自然を取り上げた弊社のオリジナルカレンダーを

   お送りしましたので、ご利用ください。

   今後とも宜しくお願い致します。

 

この手紙が最近見つかりました。私は何を書いたのか覚えていないのが残念ですが

佐久間さんからのお便りは、今読んでも心が温かくなります。

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             ⁂運河沿いの倉庫のお店は、小樽運河工芸館、喫茶店【小樽俱楽部】へ入り

     マー君はくずきりを食べ~ここから函館へ向かうのですが~

     ひたすら走り続けました。

 

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   ⁂五稜郭公園は涼しくて、ずーっとここに居たい気分でした

    マー君もきっと そう思ったのでしよう上機嫌です~

    その年の北海道はとても暑い夏だったのです。

    ここからトラピスト修道院へ~