【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

思い出の シュトーレン・・・

 

    こんな写真が出てきました( ^ω^)・・・

 

 1991年6月18日に オープンした 雑木林のパンやさんは

いつの頃からか・・・少し余裕がでてきた頃から・・・

12月に入ると シュトーレンを作るようになりました。

 いつものパンやの日は 火曜日と木曜日 朝 3時に起きて仕込みをします。

6時頃には 最初のパンが焼きあがります。食パン バターロール ゴマパン

7時チョット前に マー君パパとマー君が起きてきます。

全介助の息子「マー君」なので 用意をしてある焼き立てパンとスープなどの朝食・・

以前のブログに載せたと思うのですが( ^ω^)・・・

マー君パパは 朝食を食べさせてくれた後 歯を磨いてくれ 洋服の着替え

白いエプロンと帽子を被らせ、定位置に座らせて( ^ω^)・・・

マー君パパは それから出勤です。

   パンやの日のルーティンなんです。

12時にパンを販売するので それまでに3回の仕込みがあり 食パンを含めて150個のパンを焼き上げます。

チョット時間があればマー君のお世話をします。

そんな 大忙しのパンやの日常でしたが・・・マー君が機嫌よくしていてくれたので

続けられたのだと思います。

 

 さてさてシュトーレン作りのことを( ^ω^)・・・

 マー君がディ-サービスに行っている間に シュトーレン作りが始まります。

   「ディ-サービスは 月曜日と水曜日でした」

材料は江別製粉の強力粉 全粒粉 オートミール アーモンドプードル クルミ

ラム酒に漬け込んだドライフルーツ「無花果 レーズン プラム」  バター

焼きあがると直ぐ 刷毛でブランデーを塗り 冷ましておきます。

 マー君が帰ってくると 顔を拭いたり おやつを食べさせた後

午前中にに焼いた シュトーレンにパウダーシュガーをふりかけ・・出来上がり。

 それから 写真のようなラッピング

      マー君はラッピングを見るのがとても好きなようでした。

      私も大好きでした。

      パンやの日もいい匂いですが・・・シュトーレンを作ったときは

      あまーい 洋酒 の匂いもプラスされます。

本格的なシュトーレンか解りませんが、先生から習ったシュトーレンに私なりに

アレンジをしました。 ほんの小さなこだわりは

友人【庭山五郎さん】が、毎年 水俣の無農薬の夏みかんをお取り寄せをしていたので

お誘いを受け 買っていました。 その夏みかんをぜーんぶ マーマーレードにするのです。チョット苦みの残る マーマーレードを入れたシュトーレン

雑木林のパンやさん流でした。

     その五郎さん「みんなそう呼んでいました」は2020年4月2日に天国へ

     91歳でした。マー君と会っていることでしよう( ^ω^)・・

 

               思い出を読んでくださりありがとうございます。