【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

昨年から続く音読 今年は【文読む月日】上、下 

 ⁂昨年はマー君の写真の前で 詩集の音読を始めたのです。

きっかけは 友人が まど・みちお詩集【ぞうさん】を送ってきてくださったのが

始まりでした。 何度もマー君といっしよに読んでいた詩集でした。

楽しくて おもしろい ことを思い出し・・・・

わらいながら  わらいながら  ないている・・・・という一文と重なりました。

それから 我が家の本棚の詩集を次から次へと 読むことが 毎朝の日課になったのです。 良いきっかけでした。

 

 

 

  ⁂今年は 何を読もうかと思った時、ずいぶん前に論楽社から買い求めた

北御門二郎氏が訳した本 レフ・トルストイの【文読む月日 上下】です。

買い求めたときは 老後の楽しみとして・・・と思ったのですが・・・もう老後・・・ 

です。 分厚くて 細かい文字がびっしり~おまけに難しい文章にもなじめません。

時々開いてはいたのですが~読み進めなくて 本棚を見ては もう読めないかも・・・

と思っていたのです。 ただ その本のシンプルで美しい装丁が気にいっていました。

それが なんと 今年はこの本をマー君の写真の前でマー君といっしよに読もうと と

思ったのです。続けられそう( ^ω^)・・・

   ほぼ一年前

  一月一日 元旦   【文読む月日 上】 音読を始めました。

    第二義的なもの 不必要なものを多く知るよりも

    真に善きもの、必要なものを少し知るほうがよい 

から 始まります

ここから 読み進めることができそうです・・・「心の中でつぶやきました」

 

読み進めていました・・・

    文読む月日 上 

⁂新潮より引用

  人間の顔 北御門二郎「トルストイへの愛を貫く農業者」

  作家 中野孝次

  来て、実際に、目のあたりその人を見たのでなければ、

  いまの世にまだこんな人物が存在し得たという事実がとうていしんじられなかった

  だろう。

  柔和な人である。真正直で、自然で、湧き出る水のように、清らかな人である。

  気負いも、気取りもない。

 

          **********************

朝日新聞【こころの書から】 無着成恭・教育者】  引用

  北御門二郎氏のこの本を【こころの書】としている人は少なくない。

  私もその一人である。私は小学校の教師をしているとき

  何度もトルストイの【人は何で生きるか】とか【人には沢山の土地がいるか】とか

  【イワンの馬鹿】を授業でとりあげた。

  その都度トルストイがイメージしている 絶対平和 な 神の国のようなもの

  仏教徒の私にとっては【仏国土】のようなものが リアリティーのあるものとして

  私の胸をいっぱいにさせた。・・・・

 

 

    無着成恭・の【詩の授業】を読んでいたので

    何だか 嬉しかったです。

 

      【文読む月日 下】 から

    12月15日

    真実は、それ自体 善ではないが、それはいっさいの善にとっての

    不可欠の条件である。

 

    ⁂【文読む月日】下 翻訳者のあとがき より

    【第二義的なもの 不必要なものを多く知るよりも、真に善きもの

    必要なものを少し知る方がよい】という言葉を掲げているが、

    この書に出てくる かくも数多くの聖賢の言葉がトルストイにとっての

    【真に善きもの 必要なもの】であったのであろう。・・・・と

 

 

 

 

 

 もう一冊 共に音読をした本は 今までに何度も読んだ馴染みの本

     シスター鈴木秀子の【愛と癒しの366日】

10月16日の一文から 抜粋しました

 幸せになる最良の方法

人間が幸福な状態にあるというのは、

楽しいとか、心温まる思いに ひたっているときです。

どんな苦しい時でも どんな辛い思いに沈んでいるときでも

過去の楽しい思い出を思い浮かべる事によって

救われることがあります。

 

 

     私もいつの頃からか・・・

    マー君の思い出貯金箱に 楽しくて 笑える思い出を たくさん思い出として

    預金をしてあげようと 日常を過ごし 暮らしていました。

    勿論大変なこともあり しんどいこともありました。

    でも そんなことの 一つ一つが 力になり 出逢いにつながったのです。

    なくなった今

    マー君との思い出を 夫と共に語っていると 笑顔になります。癒しです。

 

 

ずーっと北御門二郎氏のことを、ブログに載せました。

     ふりかえり・・・

11月19日   ある徴兵拒否者の歩み

11月30日   心訳シリーズ 「イワンの馬鹿」

       戦争と闘うには【イワンの馬鹿が武器になります】

       戦争がいかに愚かなものかがわかる。

12月5日   私にとっては クリスマスプレゼントのような出会い

       福音館書店 絵本編集者 松居直氏の蔵書の中に北御門二郎氏の本が、

       あった時の嬉しい驚き!

 

      

       思い出を読んでくださり ありがとうございました。

      励みになりました。

      皆さんのブログからは 学ぶことが多く 又思い出すこともあり

      刺激的でした。  感謝( ^ω^)・・・

      来年も楽しみにしております。

      良い年をお迎えくださいませ。