【 雑木林のパンやさん】 物語

雑木林のパンやさんは、火曜日と木曜日は14年間、土曜日のみは3年間営業していました。17年間、たくさんのお客様に来ていただき、2008年6月末に閉店しました。

義母はグループホームへ入所・・・2002年

 義母は郵便局を退職後 水墨画を習っていました。

 私の好きな お母さんの作品です。

 

義母は ここ3年間 ご近所さん 友人 近くに住む叔父夫婦の心使い、そして

ヘルパーさんのサポートを受けながら暮らしていました。

私は変わらず パンや以外の日は お母さんの家へ行き 何時ものように

ご近所さんやヘルパーさんへのご挨拶 話を伺い・・・

時には 一緒にお茶のお稽古に行っている お友達の話をお聞きするのも

いつものことになりました。

今までは「なーん大丈夫・・・」と言っていたのですが・・・

ある時 バスから降りるとき あれがない・・これがないと・・と言うんですよ

と 次から次と・・・いろんな事を教えてくださいました。

大変なんだと・・・そりゃあーそうだろうと思うと同時に これまで 言おうか

どうしようか・・・迷っていたに違いありません・・・申し訳なく お詫びと

お礼を言って・・・果てどうするか考えてしまいました。

 

ある日

お茶のお稽古に一緒に行き 先生や お仲間にご挨拶をしてから お母さんが

席を立った時に 忌憚なく教えてほしいと伝えると・・・お教室へ来るまでは

大変なこともあるかもしれませんが、お稽古になると問題がないことをお聞き

したので 夫と相談してタクシーでの送迎をお願いしました。

タクシーは贅沢と思う年代なので・・・何度もドライバーさんに事情を話し

お稽古の日には電話をして 納得してもらい・・の繰り返しでした。

 

 私自身は疲れたと言う思いは無かったのですが・・・

ある日 お母さんの用事を済ませ もう直ぐ我が家だと・・・思い そんなに

車が走っていない道で逆走してしまったのです。

すぐにハンドルを切り 事なきを得ました。

前に見えた車は 大きなトラックでした。トラック運転手もハンドルを切った

に 違いありません。 只々おかげ様です。

今 思い出しても ゾッと します。

 

 そんなことも あった ある日

4月に入った頃 ケアーマネージャーさんから もうそろそろ グループホーム

入所を考えた方がいいですよ と言われました。

夫は母との話し合いを重ねた結果 二人でグループホームをあちこち見て回りました。

お母さんは なかなか首を縦にふらず~~

夫はお母さんと 共に根気よく見て回ったところ【ここならいい】と言ったそうです。

そこは 病院が開設した 新しい建物でした。

今 思うに夫も・・・リミットセッティングを していたようです。

 

 入所する前に お母さんのお友達や お茶のお稽古のお仲間に電話を掛け

事情を話し 昼食会をしました。

みんな 昔話に花が咲き お母さんも楽しい時間を共有できたのは幸いでした。

 

 グループホームの様子はまたの機会に・・・

 

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