義母は郵便局を退職後 水墨画を習っていました。
私の好きな お母さんの作品です。
義母は ここ3年間 ご近所さん 友人 近くに住む叔父夫婦の心使い、そして
ヘルパーさんのサポートを受けながら暮らしていました。
私は変わらず パンや以外の日は お母さんの家へ行き 何時ものように
ご近所さんやヘルパーさんへのご挨拶 話を伺い・・・
時には 一緒にお茶のお稽古に行っている お友達の話をお聞きするのも
いつものことになりました。
今までは「なーん大丈夫・・・」と言っていたのですが・・・
ある時 バスから降りるとき あれがない・・これがないと・・と言うんですよ
と 次から次と・・・いろんな事を教えてくださいました。
大変なんだと・・・そりゃあーそうだろうと思うと同時に これまで 言おうか
どうしようか・・・迷っていたに違いありません・・・申し訳なく お詫びと
お礼を言って・・・果てどうするか考えてしまいました。
ある日
お茶のお稽古に一緒に行き 先生や お仲間にご挨拶をしてから お母さんが
席を立った時に 忌憚なく教えてほしいと伝えると・・・お教室へ来るまでは
大変なこともあるかもしれませんが、お稽古になると問題がないことをお聞き
したので 夫と相談してタクシーでの送迎をお願いしました。
タクシーは贅沢と思う年代なので・・・何度もドライバーさんに事情を話し
お稽古の日には電話をして 納得してもらい・・の繰り返しでした。
私自身は疲れたと言う思いは無かったのですが・・・
ある日 お母さんの用事を済ませ もう直ぐ我が家だと・・・思い そんなに
車が走っていない道で逆走してしまったのです。
すぐにハンドルを切り 事なきを得ました。
前に見えた車は 大きなトラックでした。トラック運転手もハンドルを切った
に 違いありません。 只々おかげ様です。
今 思い出しても ゾッと します。
そんなことも あった ある日
4月に入った頃 ケアーマネージャーさんから もうそろそろ グループホーム
入所を考えた方がいいですよ と言われました。
夫は母との話し合いを重ねた結果 二人でグループホームをあちこち見て回りました。
お母さんは なかなか首を縦にふらず~~
夫はお母さんと 共に根気よく見て回ったところ【ここならいい】と言ったそうです。
そこは 病院が開設した 新しい建物でした。
今 思うに夫も・・・リミットセッティングを していたようです。
入所する前に お母さんのお友達や お茶のお稽古のお仲間に電話を掛け
事情を話し 昼食会をしました。
みんな 昔話に花が咲き お母さんも楽しい時間を共有できたのは幸いでした。
グループホームの様子はまたの機会に・・・